玄関のある1階は、実は半分が地下に埋まった半地下構造。

木造と鉄筋コンクリート造の混構造が叶えた傾斜地の高低差を活かしたつくりは、 キッチンやリビング・トイレやお風呂などのある2階の生活スペースからも階段を使わず外に出ることができる。
裏庭へと続く2階のアプローチは、ドッグランと家庭菜園のスペースへと繋がる。

豊かな自然と、遠くに見える奥浜名湖。
電線の遮らない空。
眺望の良い場所を、2年近く探し続けて見つけたこの急勾配の敷地だからこそ活きる景色の良さが、生活にささやかなエッセンスを与えてくれています。

陽光がたっぷり入る大きな窓があるリビングダイニング。 決して広くはない14畳というスペースだが、大きな窓にすることでリビングからバルコニーへとつながる開放感を演出。

また、大きく張り出した屋根が夏の日差しを遮り、冬は暖かな日差しを導く。
太陽の高い夏は、軒を出すことで室内の入射を防ぎ、
太陽の低い冬は、室内に温かい太陽光を取り入れています。

家事のなかでも工程数の多い、洗濯の動線を解消するために脱衣場に設置したランドリーシューター。
脱いだ衣類をそのままシューターに投げ入れるだけで、地階の洗濯カゴへ。

室外にも出れる地階（1階）で洗う・干す・取り込む・たたむのすべてを一箇所で行う事ができ、10歩も歩かずにウォークインクローゼットに収納できる。
梅雨の雨が続く時期も、帰りが遅くなる日も、時間や日照を気にせず洗濯を干すことができる。