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施工実績

吹き抜けと薪ストーブのある家

玄関入ってすぐリビングの家 湖西市
キャプションが入ります
キャプションが入れられます
建坪
21.25坪
1F
16.25坪 木造
2F
7坪 木造
なんか考える
仕切りの無い間取り
犬と一緒に暮らすため
動物が大好きなN様の夢は犬と暮らすこと。
プランニングの際から僕の家族の一員トイプードルを膝に乗せ、薪ストーブの前に座る様子を目を細めて見ておられました。
薪ストーブで暖をとる将来の愛犬を想像し、玄関からリビングに続く土間に取り入れたのはHETA(ヒタ)ノルンのソープストーンの薪ストーブ。冬はホコホコと温まり、夏は左官の冷たさが気持ちいいワンちゃんのくつろぎスペースになることでしょう。
玄関土間は散歩後のワンちゃんの足を拭くスペースの為に広く、框は低く。
段差の低い框は人間にも動物にも優しく、土間とホールを緩やかに仕切ってくれます。
必要だけど最低限でOKなキッチン
料理は必要最低限。
お湯を沸かしたり、手間のかからない男料理をする程度。
だからキッチンの機能は最低限に抑えました。
対面キッチンは子育て世代に人気がありますが、N様邸は使いやすく空間を有効に使えるI型キッチンを設置しました。
ペニンシュラキッチンとも言われるI型キッチンは、窓をつけることで光と風を取り入れやすく、におい対策にも最適です。
壁に面しているので調理に集中できるというメリットもあります。
奥はパントリーとガレージに繋がっているので、車からの荷物の出し入れもスムーズに行う事ができます。
書斎はスキップフロアへ
書斎は狭いと感じるくらいが丁度よく、仕事の効率もあがるものです。
間仕切りが無くても独立した空間にするために、スキップフロアに書斎を設けました。
リビングよりも高い位置にあることで、書類などで乱雑になっていても来客からは見えることがありません。
座った時の目線の高さに窓があるので、煮詰まったりした時は外の景色や風を感じて気持ちのリセットができるでしょう。
洗濯物を干す・取り込むという家事を手放す。
日中は仕事で家に居ないし、干すことも取り込むことも大変なら「いっそのこと家事を手放して、最低限の行動で完結させてしまおう」と2階に洗面・洗濯室をつくりました。
主婦だけでなく、一人暮らしだって誰だって家事は大変でちょっと面倒なもの。手放すことのできる家事は手放してもいいと思うんです。

一人暮らしのN様は家事の負担を軽くするためドラム式洗濯機で乾燥まで行うとのことで、すでに洗濯物を干す手間は省けています。
「脱ぐ→洗う→たたむ」を脱衣所兼洗濯室で行い、数歩で寝室の「収納」にたどり着く。乾燥機にかけられない洋服はその場の洗濯ポールで室内干し。
洗濯動線を数歩にまとめる事で家事のストレスと時間から開放されます。

この寝室・浴室・洗面洗濯室の配置は洗濯だけでなく、寝支度と身支度の生活動線の両方を完結させます。
また2階に水回りをまとめる事で、1階に生活感を持ち込まない広々としたリビングを可能にしました。
外干し派の方には、屋根付きの洗濯デッキ、室内干し派の方にはサンルームもおすすめです。

洗面脱衣所と寝室の位置

ビルトインガレージ
はじめてN様お話したときから第一希望として掲げられていたビルトインガレージは、一人暮らしだから1台分の駐車スペースです。
ガレージを2台分にしなかったのは、単純にコストダウンのためです。N様は一人暮らし。2台分のガレージスペースを確保するとコストが大幅に上がってしまいます。
ガレージ前にも駐車スペースがあるので、来客時にも不便はしないので十分です。
家作りをするときは沢山の理想や希望を抱くものです。
でもなかなか予算やスペースの問題で叶わないことが多いく、諦めたり削ったりといった作業があるのも事実です。

たくさんの希望や理想を抱く家づくりの中で「これだけは絶対‼」という譲れないものを絞っておくことで家作りを楽しく進めることができると思います。
将来の為に空間を使い切らない
一人暮らしのマイホーム計画だからこそ、空間に遊びを持たせたプランニングを行いました。
傍から見ると贅沢に見えるスペースも、実は将来増える家族や趣味のための間取りです。
少し余裕のある間取りを計画できるのもひとり暮らしだからこそ醍醐味です。

N様邸は将来的にペットのケージを置くスペースや、一緒に暮らしたいパートナーができた際に部屋に変えることができるスペースを残してあります。

吹き抜け部分にもう一部屋作ることができるよう、設計段階から梁と電気の配線を設けてあります。現段階ではリビングの吹き抜けの梁と照明ですが、将来部屋としてリフォームした際には、梁は2階の床の基礎となり、照明の電気配線は新たなコンセントや照明となります。

子どもを持たない一人暮らしや2人暮らしの方のマイホーム計画では子供部屋を予算やスペースに組み込む必要は無いと思います。その代わり将来的に部屋にできる余力を金銭的にもスペース的にも残しておくことで、人数や状況に応じてレイアウトを変更することを可能にしてくれます。
板張りの天井
空間にデザイン性とアクセントを与える板張り天井。
表情豊かなアカシアの床材と同じ方向に天井に杉板を貼ることで、空間に奥行きを感じさせアクセントを生み出します。
クロス張りの天井と比べると重厚感も生まれる板張り天井は、初期費用はかかりますが耐久性が高いので、将来のクロスの貼替えの費用と比較してもコストダウンに繋がるメリットもあります。

濃く深い木柄と柔らかな明い木柄の両方が混ざるアカシアのような床材や、ウォールナットのような重厚感ある濃い色の床材を選ばれる際は、明るい色の木を天井貼りに使うことで暗くなりすぎず日光や照明の効果を得ることができます。
また、色の濃い素材レッドシダーなどを天井貼りに採用する際は、白いクロスや塗り壁に比べると空間が少し暗く感じてしまうこともありますが、日当たりの良い明るい空間や、吹き抜けなどの天井高があるところで採用すると、このデメリットは解消できると思います。
プランから施工まで。
楽しく家づくりができました。
TEMAME株式会社は伯母の紹介で知った、最初の大工さんでした。
雨に濡れないビルドインの駐車場、木目のきれいな無垢板の床や天井、開放感がある吹き抜けのリビング、動線が考えられた間取り、使いやすい収納スペースなどなど。
私の思い描く程度の家ならどの工務店さんでも建ててくれるでしょう。

当時は複数の工務店を見学してから新築依頼を決める予定でしたが、大工さんの自邸見学に2回ほど伺った段階で、大工さんが建ててくれるTEMAMEさんに依頼しようと心が決まりました。

『信頼できる、技術がある。』は僕の中で当たり前のこと。
でも趣味や趣向が合う人はプライベートでも中々ありません。それが人生で大きな決断を託す相手だったら尚更でしょう。

昼は明るく、夜は落ち着ける。でもおしゃれで自慢できて、それでいて家事はやり易く合理的に。犬を飼いたいからペット用のスペースも欲しい。家具もいいものにしたいけど、オススメは?
大工さんの奥さんも交えて、あーでもないこーでもないと言いながら、何度も大工さんの家で、時には喫茶店や設計士さんの家で相談を重ねました。
この作業が全く苦じゃなく、想像の家が明確になっていくことがとても楽しかった。
願わくばまた一緒に家の間取りを考えたいくらいです。

大きな買い物の「家」で失敗はしたくありません。なのでアレもコレもと要望が大きくなりますが、そこはプロの経験則からブレーキをかけ、代案を提案してくれるので膨らむ不安やコストを抑えることができました。
家造りにかかわる沢山の職人の方たちも、自分の仕事にこだわりがある職人さんばかりで信頼と好感が持てました。

立案から完成するまでの1年半は最高の思い出になりました。
そして自慢の家を満喫しています。ありがとうございます。

最後にこの文章を読んでくれる方に。
TEMAME株式会社は何でも相談できる、親しい友人のような大工さんと奥さんと職人さんがいる工務店です。
静岡県湖西市○様